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2012年6月28日

増税と不況で年収と手取り額が減っていく時代の生活防衛術

増税と不況は我々サラリーマンにとって天敵です。

しかし日本の人口減少や日本政府の膨大な借金を考えれば、日本が増税と不況に向かうのは容易に想像ができます。日本のサラリーマンとして働いている限り、増税と不況に立ち向かう必要性は高いわけです。

だからと言ってエリートではない一般サラリーマンが、外資系企業で高報酬を得られるような実力を身につけたり、海外で活躍できるようになるのは大変ですし可能性は低いでしょう。特に家庭を持っている一般サラリーマンが日本を脱出するという人生設計は大きな掛けとなります。一部の成功者は本を出版したりして表に出てきますが、多くの失敗した人達は影で大変苦しい生活を迫られることになるでしょう。何の実力も戦略もないまま、日本脱出をしてみても海外移住支援業者のカモにされるだけです。

普通のサラリーマンには、もっと現実的で効果のある生活防衛術が必要です。増税と不況でも生活レベルが変わらないエリートサラリーマンとは違う、普通のサラリーマンなりの戦い方と防衛術を考え、身につける必要があるわけです。


税金と増税について


サラリーマンの収入は課税タイミングが手取り前なので節税対策がほとんど使えません。逆に事業主は経費化できるように工夫して支出をすれば、サラリーマンと比較して、同じ年収(収入)でも実質的に使えるお金の額を2割増やす事ができるのとは対照的です。

さらに消費税の増税は資産家に有利で、一般サラリーマン家庭にとっては相対的に負荷が大きくなります。年収300万円のサラリーマン4人家族と、年収3億円の資産家の家族を比べた時、資産家の家族がサラリーマン家族の100倍の食費や被服費を使うわけではないからです。

これはわかりやすくするために極端な例を書きましたが、現実的な例を見ても、収入に比例して食費や被服費が増えているわけではない事がほとんどです。むしろ資産家になるような家庭はお金のコントロールが非常に厳しく、年収は10倍でも生活レベルはほとんど一緒だったりします。

生活レベルが同じという事は消費している物資の金額も同じという事なので、払っている消費税も同じとなります。これでは年収が低い一般的なサラリーマン家庭のほうが消費税の負担が相対的に高くなるのは明らかです。

なのでサラリーマンとしての増税への対処は、節約をしたり金銭のやり取りを減らして支払う税金(ほぼ消費税)の支出額を減らすとともに、税金を払うとしても、物を購入したあとで時間を投資して付加価値を付けてから消費する事が必要になってきます。

支払う税金の金額を合法的に減らす方法


税金はお金のやり取りをした時に発生します。お金を払う時には消費税をかけられ、お金をもらう時には所得税がかかります。逆に言えばお金のやり取りがなければ税金は発生しません。

であれば税金を減らすのは簡単です。バーター(物々交換)を行えばいいのです。

会社間でバーターは日常的に行われます。「おたくのサイトでうちのセミナーを宣伝して頂けませんか?代わりに開発スタッフ1人月ぶんのお支払は結構です。」「モニターとしてうちのサービスを無料でご利用いただけます。交換条件としてサービス利用者の声としてサイトに口コミ記事を掲載させてください。」などといったやりとりです。


ただし交換するサービスの価値の見極め、Win-Winが互いに成立する条件の難しさ、契約書の攻防など、お金に比べて会社間のバーターはハードルが高いです。さらにサービスの交換を税務署に贈与とみなされた場合、所得税以上の税金を取られてしまいます。ただしこれは会社間の話。

個人間ならさらにバーターは有効です。よくある『おすそ分け』をし合うのは重税社会を生き抜くための合理的な方法です。恩の貸し借りといった『信用の交換』も重要な手段です。個人間や小さな個人事業主のバーター(物々交換・信用の交換)であればハードルも低いですし、日常的に行われていることです。

物を購入したあとに時間を使って付加価値を付ける方法


これも日常的に行われていることです。なんだか難しい表現になってしまいましたが、ようは「自炊・家庭菜園・裁縫・日曜大工」をもっと活用しましょうという話です。


例えばトマトのスライスを食べる場合、スーパーで1個105円のトマトを買ってきて自分でスライスして食べれば、支払う税金は5円(5%)です。


ところが居酒屋でトマトのスライスを食べる時、380円の価格の中には原価・人件費・店舗家賃・居酒屋の利益・消費全などが価格の中に含まれており、原価・人件費・家賃・利益にはさらにそれぞれの税金がかかってくるので、価格の中にに税金の負担が間接的に含まれています。つまり直接払う消費税5%に加え、間接的に価格に乗せられている税金を考えれば居酒屋のトマトのスライスの税金は5%をはるかに超えるという事です。


税金はお金のやり取りが発生するたびに消費税や所得税がかかるので、物が生産されてから最終消費者に届くまでの工程で付加価値をつけるためのやり取りが発生すると、どんどん税金の影響が大きくなっていくのです。


であれば付加価値をつける(料理をする・裁縫をする・工作をする)のを自分でしてしまう、という生活スタイルが有効になります。廃材を使って家具を作り、家庭菜園で育てた野菜と釣ってきた魚で自炊をして料理を作り、古着を再生して服を作る、といった生活をすれば、わずかなお金の支払いで自分の衣食住を満たせるようになります。


同じサービスを安く利用したり物を安く買う方法


これは一般的な節約術と一緒ですが、平日に旅行に行く、クーポンに合わせる、旬の食べ物を買う、衣替えの後で古着屋に行く、というように同じ物やサービスを安く買う事で支払う税金を減らし、増税に備える事ができます。

もし全ての物やサービスを半額で買う技術を身につければ、年収や手取り額が同じでも得られる物やサービスは倍増します。特にポイントサービスを上手に利用すれば、ポイントには課税されないので事業主にとっても消費者にとってもWin-Winの関係となります。

生活防衛術でお金を貯めたら日本脱出の準備をする

いくら日本の中で頑張っても、長い目でみれば日本は増税と不況が進行し、豊かさは徐々に失われて暮らしにくくなっていく未来像は十分現実味があるため、日本脱出の準備をする事は大切です。英語は英語圏で暮らせば、嫌でも身につくので、準備をするとしたら十分な資金です。

海外で十分な年収や手取りが得られなくても、準備した資金で生活すればいいですし、生活防衛術で身に付けた生きる知恵は世界のどこでも共通して使えます。普通のサラリーマンなりの戦い方と防衛術と書きましたが、増税と戦い税金を避ける知恵を身につけ、自炊や日用大工で生活力アップをすれば、別に仕事でエリートでなくても豊かな生活を送る事はできます。


年収や手取り額を増やす事を考えながらも、税金がかからない工夫や、生活技術の取得を並行して行うことで、普通のサラリーマンの人生設計はよりよいプランになる事は間違いありません。特に増税が進んでくれば、生活防衛術の重要性はますます高まっていくのです。