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2012年7月1日

業界平均年収や求人倍率の数字を見て転職をするのは危険

サラリーマンとして働いている以上、常により高い年収が得られる会社や仕事を探すのは、自分という資産を上手に活かすための重要な行動です。

サラリーマンとは、自分のスキルや経験・労働力を企業に購入してもらうという一つのビジネスです。自分自身という商品を会社に売り込み、買ってもらうわけです。より高い年収で自分を買ってもらえる会社への転職は、自分自身というたった1つしかない商品販売を考える経営者として常に考えるべき事です。

とはいえ、いくら転職を考えるべきだとは言っても、転職先の会社にとってかなり魅力的なスキルや経験がない状態で転職をしようとしても、採用はしてもらえませんし、仮に採用してもらっても年収や待遇が下がるのが目に見えています。

しかし一方で、普通のサラリーマンにとっては転職先にアピールできるようなスキルや経験はほとんど無い、というのが現実です。だとしたらどうするか。



サラリーマンは雇用市場・転職市場というマーケットで、法律で守られながらも自由競争にさらされ、たった1つの商品を1人で経営している小さな会社です。サラリーマンは自分のスキルと労働力を販売している経営者である、と考え直せば、小さな会社と同じように戦略を考え、兵站を確保し、戦術を磨きあげればよいという事になります。

戦略・戦術・兵站の意味がわからない場合は調べて頂くとして、普通のサラリーマン(弱小企業)が年収(売上)を上げるにはどうするか。ここでのキーワードは徹底した【差別化戦略】です。

自分のキャリアを戦略的に考えているサラリーマンならば、例えスキルが劣っていても、エリートや実力のある人たちとの差別化を意識して職業を選び、会社を選び、自分の実力が最大限発揮できる仕事をしています。


よく言われる「今の仕事に本気で取り組んで、簡単にあきらめず努力し続ければ、必ず実力が身について結果が出る。」というアドバイスを信じて良いのは、たまたまその仕事の才能があって、努力を続けられる体力があって、運よく実力が身につくラッキーな人だけです。それ以外の人にとっては役に立たないどころか、貴重なサラリーマン人生という時間を無駄にする最悪のアドバイスになってしまいます。


そうではなく、今の仕事で実力もつかないし才能もないと思ったら、さっさと辞めるか異動願いを出す。本当に努力をすべきなのは、自分の強みが最も活かせて実力もつく仕事とは何なのかを考えることです。


普通のサラリーマンが自分の強みを活かそうと考えれば、自然と差別化戦略に行きつきます。


エリートサラリーマンは競争になっても勝てるので、平均年収の高い業界や、求人倍率(需要)の高い業界に集まってきます。また、戦略的に考えていない普通のサラリーマンも、平均が良ければ自分も恩恵に授かれるだろうと考えて同じように集まります。


そんな競争が激しい業界や会社で、同じ土俵で戦ってしまっては消耗戦になるのが見えています。そうではなく、自分の強みをよく考えて他の人との差別化をするために

  • 競争が少ない小さな業界や中小企業、もしくは大企業の中の小さな部署
  • ローテク・遅れている・敬遠される仕事や業界
  • 首都圏や大都市ではなく地方の会社
  • スキルを1つだけに絞りこんで磨きあげ、これなら社内の誰にも負けないというスキルを作る
  • 社長や取締役など強い人事権を持つ人の近くで働ける業務

というように徹底した差別化戦略をする事で、普通のサラリーマンでも高い年収を得る事ができます。業界平均年収や求人倍率の数字を見て、安易に数字の良い業界や会社に入っていては危険なのです。

自分にはたいして実力のない、普通・もしくは普通以下のサラリーマンだと薄々気がついている人こそ、自分がすべき仕事や職業は何なのか、常に考えて転職や異動を積極的にしかけていく事が必要です。自分の仕事についてしっかりと考えた人だからこそ、年収と手取りが上がっていくことになると思うのです。